ロシアンルーレットすーじく
枢軸がおはぎでロシアンルーレットしてる話
「ロシアンルーレット~!ミニおはぎが9個あるから三つずつ食べてね」
「1個はたっぷりの辛子入りですからね」
「待て、これお前と日本が作ったんだろう?」
「うん」
「そうですよ」
「俺に著しく不利じゃないか?作り手なら形を覚えていそうだが」
「えぇ~覚えてないよぉ、みんな同じように綺麗にまぁーるくしたし」
「でも一理ありますね、私たち後ろ向いてますので位置変えたり触って形変えたりしていいですよ」
「割っちゃだめだよ!ではー後ろ向くであります!くるり!」
「……………………」
「……………………」
「……………………」
「………あ、もう大丈夫だ」
「うん……いつまで待てばいいのかちょっと戸惑ってた」
「もうこれ振り返っていいですよね?いいですよね?ってイタリア君と目配せしまくりました」
「あのねドイツ、おれ達後ろには目ついてないからね」
「すまない…声をかけ忘れていた」
「じゃ三つえらぼ!いっせーの!」
「…………取りましたね」
「んじゃ食べよー食べよー!ヴェヴェ」
「ああ」
「いただきます」
「…まあ、当たり以外の味は心配してなかったが美味いな」
「一個目みんな大丈夫?おはぎ美味しい」
「ええ、美味しいですね」
「じゃあ二個目!せーの!」
「…………うむ…大丈夫だ」
「私も」
「…………………」
「イタリア君?」
「………ヴェ…………」
「お前…まさか」
「ぐす……か、から………」
「ティ…ティッシュ!イタリア君吐いて下さい!大丈夫ですか!?」
「うえええ…もう飲み込んじゃった…」
「体に害はないんだ、大丈夫だ」
「ひく…ぐす……めそめそ」
「ほらイタリア君、三つ目で口直しを…お茶もありますし」
「うん…お茶美味しい…苦いけどおいしい…」
「全く…まあ一個目で結果が出なかった分緊張はしたな」
「はい…うん、美味しいです。もう少し作ればよかったですね」
「材料はまだあるんだろう?また作ればゲフォワァ!」
「!!?」
「あ、やっぱりドイツに当たったんだー」
「ゴホ……ゲフゴホ…!!」
「あ……あわわわお茶……い、イタリア君、どういう…!?」
「さっきの俺のリアクションうそだもん~」
「道理でイタリア君にしてはおとなしい反応だと思いましたよ!」
「安心してたのに辛子入りおはぎ食べちゃった素の反応が見たかったんだよね!ドイツ面白ーい!」
「っごふ、……イタリアァァァ!」
「ひえぇえぇ!ごめんなさいごめんなさい!」
「いや、でもなんでドイツさんの手に辛子入りおはぎがあるってわかったんですか?」
「やっぱり形を覚えていたのか!」
「違うよう!でも…ドイツ、おれと日本を真っ先に疑ってたじゃん…」
「……………」
「ふらぐ?だよね日本、ふらぐ立ってたよね」
「…あーなるほど………確かにあれフラグでしたねわかります」
「でしょー!?あれで俺か日本に当たり、はナイでしょー」
「二次元的に」
「フラグって何だ」
(10.10.02ログ、11.03.21up)