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国同士の共通語が理解出来ず自国語しか聞き取れない英と日
にょ英とにょ日は共通語がわかるので二人の通訳になっているが
実は英と日は相手のことが互いに大嫌いだった!
笑顔で嫌みや皮肉を言う二人の言葉を何とか柔らかく言い換えて
相手の女の子の方の国の化身に伝え、衝突を避けようと頑張るにょ英にょ日の話
英「よう、今日も小さいな。本当に鍛えてんのか疑問だな」
にょ英「…………えーと、今日も素敵ですね、と」
にょ日「………素敵ですね、だそうです」
日「ええ、しかし貴方の趣味の悪いそのネクタイには劣りましょう」
にょ日「………貴方こそ、素晴らしいタイです、ね、と」
にょ英「(すっごい眉ひそめてるんだけど)いいタイね、だそうよ」
英「…遠路はるばる来てやったのに此処は茶も出ないのか?」
にょ英「……うぅ…えーと…その、喉が渇いたからお茶を頂きたい、と」
にょ日「喉が渇いたそうですよ、ご用意致しますか」
日「結構です。貴方に出す茶などありません。井戸水ならお出しできますよ」
にょ日「…………えっ、と………生憎、急須が壊れてしまいまして、お水なら、あの、我が国の天然水は美味しいんですよ」
にょ英「何かお茶を淹れるための道具が壊れてるらしいわ。水なら出せるって」
英「水?しけてんなぁ、まあこんな小国じゃろくな贅沢も出来ねえだろうな」
にょ英「………っ、こ…この国は本当にその、慎ましくて、その…」
にょ日「(あちらの方あからさまに嘲笑ってらっしゃるんですが)…はぁ…」
にょ英「そのー……!」
英「おい、ちゃんとそのまま伝えてるんだろうな」
にょ英「伝えてるわよ!………あ、ごめんなさい…いい国ですね、と」
にょ日「イギリスさん……?大丈夫ですか?」
にょ英「大丈夫……うう胃が痛い、ごめんなさい、今の伝えて」
にょ日「………………」
日「何ておっしゃってるんですか?」
にょ日「……………ああ…」
にょ英「胃がぎりぎりする…!」
にょ日「…………イギリスさん」
にょ英「ううう…………」
にょ日「………頑張りましょう……」
にょ英「うん……」
にょ日「今度一緒に餡蜜食べに行きましょう。美味しいんですよ」
にょ英「あ、ありがとう…」
英「おい、何話してんだ?」
日「あら…………なんか置いてきぼりですね」
にょたりあも英と日の言葉わかってませんが空気は超刺さるらしいです
にょ英とにょ日は仲良し
(10.04.03ログ、10.06.28up)